Enjoy every moment in Namibia

青年海外協力隊として、ナミビアで活動する約1年9か月

自然は宝の山と教えられる

お昼、去年からちょいちょい理科室に遊びに来ていたズゼさんが来て、オシマこっちに来て食べてみな〜と言ってくれたのが、前にも紹介したノンシンバ!

ノンシンバって、そこらへんの木でなってるの?と聞いたら、うん、すぐそこにもあるよ、見たい?と言ってくれて、学校の敷地内の奥へ少し行ったところへ。

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この木がそうだよ〜と教えてくれました。この木の、実のなるシーズンは終わってしまったそうで、上の方〜に少ししか実が付いていませんでしたが、それをなんとか木を投げてとってくれました!

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空の中に、食べられる実が入っています。

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実の部分はふわっとしていて、ほんのり甘い。

先週の金曜は、午後2時に家族で家を出て、土曜日の午前9時に奥地に着いて、このノンシンバとかをたくさんとって来たよ、と言うズゼさん。え、夜通し?!何回も聞き直したのですが、うん、そうだよ、と言うのです。ルカンガリはもちろん、いまいち英語でもコミュニケーションが自信をもってとれないところがもどかしい。でも、かなーーり内陸(川と反対方向へ、奥の方へ)まで家族で行って、こういう木の実などをとってきていることは事実のようです。村の暮らしだなぁ。ズゼさんの家はもちろん電気も水道もないとのこと。一度お邪魔したい!

前にも紹介した、エホロの木もあって、木の実を食べながらだらだら一緒に過ごしていたら、ズゼさん、食べれる植物を次々に見つけます。

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ンプングっていう植物だよ〜と言って、見せてくれる。私には他の植物とまぎれてどれがどれだか初めはよくわからなかったんですが、村の子はもう目が簡単に見つけられるように慣れてるんですね。ンプングは、料理に使えるそうです。こんな雑草みたいな草が料理に使えるなら、私みたいに野菜をわざわざ町に行ってスーパーで買ってくる必要もないか。さすがすぎます。どうやって料理するの?と聞いたら、料理したいときは呼んでね♪と言ってくれました。生徒を家に呼ぶのはいかがなものかですが、ぜひとも料理して見せてほしい!

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このツンツン植物は、ダマラやサンという民族が食べるんだよ、私たちは食べないから食べ方がわからない、と行っていました。同じ国に住んでいても、民族によって食べる物まで違うのが、当たり前と言ったら当たり前かもしれませんが、おもしろいなぁと思います。

こんな植物に詳しい子たちに、理科を教えている自分。恐れ多いかもしれません。子どもの方がよっぽど自然に詳しいんだろうなぁ。子どもの詳しいところは子どもに聞きながら、教えるべきことは実験や観察などを取り入れながら教えていきたいと思うのであります。