Enjoy every moment in Namibia

青年海外協力隊として、ナミビアで活動する約1年9か月

やったらやった分、伸びることもある

先週末はホームウィーケンドで、子どもたちが晴れ晴れと帰ってきました。

金曜日に書こうと思って忘れていたこと。

金曜、ホームウィーケンドで10時半に子どもたちが帰り、その後13時まで先生たちは勤務だったので、理科室でもろもろやっていたら、来客。

5年生のムロンガ・ゴスベルスくん。去年の4年生からもっていて、やんちゃな子たちと一緒にいて、よく喋っていて私に怒られますが、英語はできるし頭もきれ、手を挙げて発言することも多い。基本やんちゃっこのムロンガくんが真剣な顔で理科室にやってきました。

あら、どうしたと聞いたら、お金を貸してほしいと。ホームウィーケンドで家にヒッチハイクして帰るのにお金がいるのに、ないと。いくらいるんだと聞いたら、10ドルだと。10ドルすらないのか。

これが知らない子だったら断ったかもしれませんが、去年から持ってるムロンガくんの普段とは違う真剣な様子に、これで貸してあげなかったら家に帰れないのかなぁと思って、即座に貸すことを決定。いつ返すの?と聞いたら、月曜と即答。私がすんなり貸したので、若干驚いている様子ではありましたが、感謝して帰って行きました。

 

さて、そしたら、来客2人目。

今度は知らない8年生。やっぱり家に帰るのにお金を貸してほしいと。

顔なじみでなく性格も知らない子なので、私はあなたのことをよく知らないからまず担任の先生に聞いてみたら?と言ってみる。実際に聞いてきたけど、担任の先生もお金がないからと言って断られたらしく、戻ってきました。そして、今度は一緒に帰るという友達を連れてきました。その子は私が算数を教えている6年生の子。普段から頑張っている子です。おお、やりよるな。知っている子を連れてきたな。ということで、その子たちにも貸してあげました。月曜に返すとのこと。

 

返さんかったら毎授業しつこく言ってやる、そして二度と誰にも貸さんぞ

と思っていたら、

朝、早速女の子たちが返しにきました。貸した20ドルのうち、まずは15ドル返ってきて、5ドルはブレイク後に返すとのこと。それがなぜなのかわかりませんが、ちゃんとブレイク後に返ってきました。

さて、ムロンガ君、返しなさい、自分から返しに来るべきなのに、理科の時間になっちゃったじゃない、と思って5Aの教室に行ったら、

おい、ムロンガ、来とらんやないか。

前もあった気がします、ホームウィーケンド明け。そして、5Aは今日全体にかなり人数が少ない。生活習慣や学習意欲がまだまだ未熟な今の5Aなので、まぁありがち。月曜に返すっつったやろ、と今度ムロンガくんが来たら言いたいと思います、

 

さーてさて、本日のうれしい出来事。

算数はもうかけ算に使ってられる時間の限界を超えているので、3けたかける2けた、4けたかける2けたのトピックタスクをしてみた。そうしたら、そうしたら、なんと、かなり、できが、伸びてる!!

2けたかける2けたが全然できなくて理科室でお呼び出しされてひーひー言いながらやり直しを木曜日にしていた彼。

今日は10問中7問も解けてたよ!!

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合格点の子がぐんと増えた今日。

なんか、やったらやった分、伸びるんだと、感じる、教師生活5年目、inナミビアはブンヤ。

ふーーい!!