Enjoy every moment in Namibia

青年海外協力隊として、ナミビアで活動する約1年9か月

平和なブンヤの平和じゃなさそうなデキゴト

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最近は太陽が昇る時間が早くなって、きれいな朝焼けを見られなくなってきましたが、曇り空がでっかく広がる隙間から見える太陽も好き。

 

きのう、恐れていたことが起こったようです。

校長室の前に5人ほどの大きな子どもたち。

何してるの?と聞いたら、witness...と。

よくわからないので、秘書の方にも聞いたら、ブンヤのある先生が金曜日に起こした体罰に対して、その体罰を受けた子どもの親が怒り、学校に乗り込んできているとのこと。

なので、目撃者である同級生に状況を紙に書かせるために、校長室の前で待っているのでした。

体罰をしたとされる先生は、去年わたしの授業でけんかを始めた男の子たちに体罰をした先生で、その時の様子を思い出すに、かなりの体罰をしたのであろうなぁとは思います。

ただ、正直、もうある程度体罰に慣れきってしまって、最終的には体罰ありきの規律になってしまっているブンヤの子どもたちに対して、手っ取り早く規律を保たせることができるのは体罰であるということは間違いないので、その先生が体罰をするのを全く理解できないわけでもありません。その先生自身が体罰の中で育ってきたのだろうし、現在でも子どもたちが今まで体罰を受けてきた習慣というものがもうあるからです。

ただ、それでもナミビアでは公的に体罰は禁止されているし、それは教員の中でも周知されています(少なくとも理数科部会では)。

そして、それでも体罰をした場合は教員の立場を失いかねません。

そして、公的に体罰は禁止されていること、体罰をした先生は教員をクビになることがある、ということを、グレード7くらいからの大きな子どもたちはちゃんと理解していて、これまでは体罰ありきの規律であったのに、先生が体罰をできないことを逆手にとって、やりたい放題、というようなクラスもなきにしもあらずです。

その状況がいいわけがないし、かといって体罰がいいわけでもない。

これまであった体罰をなくす過渡期というのは、子どもにも先生にも大変な時期だと思います。

そんな中での今回の出来事。

今朝はその先生と、その先生の属する社会科の主任が、朝から校長室で話し込んでいたようです。

事の成り行きはまだわかりませんが、体罰に本格的に声が上がり始めたナミビアはブンヤのようです。

ここからが問題、、、。

体罰ができないから何もできない先生たちにならないために、それでも規律を守るべく、やっていくしかありません。

どんどん叩いてほしいという親もいるんですが、、。

 

かという私は平和な日々です。

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紐を使って器用にブランコする少年たち。

昼から家で仕事していたら、

センセー!と家を訪ねてきて、自分たちでagricultureの授業で育てたキャベツを売りに来る6年生ガールズたち。

彼女らと今年度算数を勉強するのも、あと1ヶ月もありません。

来月の後半にはテスト期間に入ってしまうからです。

毎日笑って過ごしたい!

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