Enjoy every moment in Namibia

青年海外協力隊として、ナミビアで活動する約1年9か月

ブッシュマン最強説

ブランバーグ登山1日目。

3日かけて、上って下ります。

ブランバーグ登山について、初めて聞いたのは、ブンヤの先輩隊員さんが訓練所に任国事情の講座で来てくださった時。キリマンジャロよりもきつい!とおっしゃっていたのをよく覚えています。なぜなら、キリマンジャロ登山ではガイドさんやポーターさんが荷物などをほとんど運んでくれて食事も作ってくれるらしいのですが、ブランバーグ登山は自分たちで食料やら水やらを運ばないといけないからです。しかも、その先輩隊員さんが登ったのは5月で冬の頃。今は夏です!水が大量に必要です。

今回は4名の隊員と、ガイドのジョン、ポーターのマイケルの6人で登ります。一緒に登る隊員さんが、綿密に考えてくださって、1人12リットルの水を持って行くことになりました。ポーターを雇ったので、女子は5リットル分をポーターに持ってもらいました。そこに食料やら寝袋やら色々足されて、かなりヘビーなバックパックです。それわ背負っていざ、出発です!

ゲストハウスから山へ向かう車の中、そびえ立つブランバーグ。 どうなることやら。

f:id:fuca-0211:20171218052212j:image

7時半ごろから登り始めました。小休憩や大休憩を挟みながら登っていきます。遠目に見ていて、岩山みたいだけどどこをどうやって登るのかな?登るための道を選んで登るのかな?と思っていましたが、そのまんま、その岩山の斜面を登っていきました。

f:id:fuca-0211:20171218052636j:image

前をスタスタ行くガイドのジョン。

 まぁ暑いし急だし斜面だし足の斜面に耐えれる角度って限界があるし、きっつい。毎回の小休憩で飲む水とおやつを頼りに頑張りました。

f:id:fuca-0211:20171218052851j:image

こんな感じの斜面です。水がある時期にはここはおそらく滝ゾーン。

早いよ、ジョン、待ってよ、ジョン、もう勝手に休憩したる、と色々言いながら、なんとか少しずつ登りました。

お昼はあまりに暑いので、日陰で2時間ほどゆっくりランチ休憩。だいぶ生き返ります。

そして、さらに登り続けて、ミスチルの力も借りて、一山超えて下りたところで、今日は終わり!17時半ごろだったかな。キャンプサイトに到着です。

今日はここに泊まって、明日山頂を目指してピークアタックです。

f:id:fuca-0211:20171218053318j:image

テントサイトに着くやいなや、すぐに近くの岩場に向かうジョンとマイケル。

お目当ては、

f:id:fuca-0211:20171218053416j:image

 岩場の穴にたまった水。彼らが身軽なのは、ここの水を飲むからです。この水をゴクゴク普通に飲みます。お腹壊さないの?!と聞いたら、ブッシュマンはネバーお腹を壊さない!とのこと。ジョンはブッシュマンのお家に生まれたそうです。お父さんお母さんは自然の中で暮らしている。ブッシュマンというのは、藪の中で暮らす人というような意味で、いわゆる原始的に狩猟採集をして暮らす人々という意味なのかな、違っていたらすみません。このブランバーグの山の中にも、ここで暮らしていたブッシュマンの人々が昔描いた壁画があらゆる所に残されています。

そして、ジョンはブッシュマンなので、強いんだ!とのこと。強いだけではなく、生き抜く知恵がすごいです。私が朝壊してしまったテントの梁を、ジョンがあの手この手で解決法を考えて一緒に直してくれました。梁の金具だって、ジョンの手にかかればすぐに抜けます。ひもの先を燃やして強くしたら、その後の火は素手で消せます。最強で賢すぎるブッシュマン、ジョン、尊敬。それを誇りに思っているところがさらにいいです。

そんな感じでなんとか1番辛いと言われていた1日目終了!

f:id:fuca-0211:20171218054513j:image

山の夕飯は、インスタントラーメンと、サンドイッチです。きゅうりもトマトも入ったサンドイッチ、激ウマ!山で食べるごはん、最高!

 その前に飲んだ山のコーヒーも、その前に食べた山の焼きマシュマロも、最高でした。

f:id:fuca-0211:20171218054620j:image

夕日に染まるブランバーグ。