普通にできていたことが当たり前でないと気づく
すてきな朝焼け。
割り算の筆算に苦戦なう。しかし先に進まないとシラバスが終わらないので、無理やり終わらせて先に進む。割り算は今週の午後の補習で復習できたらいいかな。割り算って、本当に難しいんですね。割り算はもちろん、かけ算、引き算も使うので、あっぷあっぷどころか沈没の子が大量発生。どこに何を書くのか、次になんの計算をするのか、37÷5の商はなんなのか、いちいち難しい。こんな難しいことが普通にできてる自分、そして日本の子どもたちってすごい、、と改めて思います。なにものなんだ、なぜできるんだ、日本の教育ってそんなにいい評判を聞きませんが、すごいものはすごい。そして、普通に教員をやっていたけれども、教え方を間違えたら、教える方法がよくなくて子どもが理解できなかったら、一生それができないかもしれないという、教員の仕事って責任重大。と、ここナミビアで改めて感じています。ブンヤの子たちも、今割り算の筆算ができるようにならなかったら、一生できない確率がかなり高いんではないかと思うので、できるようにさせてあげたい気持ちはやまやまなんですが、これまでの積み重ねの問題があり、いちから始めてみんなができるようになるには膨大な時間が必要なので、とりあえず見切りはつけて午後の補習に期待をかけて臨みます。
だって引き算がろくにできない、割り算がろくにできない、かけ算もろくにできないのに、3けた÷1けたの筆算なんて、無理でしょうよ。本来、3けた÷2けたまで教えねばなりませんが、そんなの目が点、ウディグー!(難しい〜!)連発の、モチベーションだだ下がりが目に見えるので、午後の補習でできる子には教えてみようかな。できなさすぎて悲しいですが、こんなにみんなが割り算ができないのは、私のせいじゃない私のせいじゃない私だけのせいじゃない、と言い聞かせて先へ進みます。
そういえば、木曜日に、8年生ヘレナちゃんが、家で自分で粉にしたというマハングー(トウジンビエ)の粉を持ってきてくれて、私は上手な作り方がわからないので、うちで作ってくれました。
ぬるめのお湯の状態からマハングーの粉を入れ始めて、その後大量のマハングーの粉を投入し、最後は練りに練る。すごく大変そうに見えたので、そう言ったら全然簡単よ〜!と言ってました。
スープもちゃんと作ってくれて、マハングーパップもスープもなんと美味なこと!
今まで食べた史上最も美味しいマハングーパップでした。もちもちで、混ざりがちなじゃりじゃりもない!さすが、ヘレナちゃんのお手製マハングー。
スープも、ナミビア人ならではの濃ーい味付けではありますが、これがパップに合う!
おなかいーっぱいになりました。マハングーパップは本当にお腹にたまる。この北部の村々で、主にマハングーパップが好かれる理由がわかります。しばらくお腹がすかないから。
おいしいカバンゴの夕食でした。