生理についてナミビアで考えた日
今日から5日間、ルンドゥにてワークショップに参加します。
先週急遽決まったこの参加。
ユニセフが主催して、日本大使館が出資しているということで、日本人ボランティアも呼ぼうということになったらしい。
しかし、呼ばれているのは村隊員の3人と、クネネ州の1人。なぜそのチョイスなのか?と思ったら、ナミビアの中でも衛生管理が行き届いていない地域が優先的にパイロット地域として選ばれたそうです。
タイムテーブルも開催場所もよくわからぬまま、きのうルンドゥ入りし、朝になって会場まで送ってもらったら、なんとしっかりした会場か。
そしてきちんとしたタイムテーブル。
さらにちゃんとしたワークショップ形式!
初めのアイスブレイクもあったり、ペアを見つけて他己紹介したり、参加にあたって守るべきルールも参加者の側から挙げさせたり、ちゃんとしたファシリテーターの女性2人が導いてくださいます。驚いた!しかし実り多いワークショップになりそうです。
今日学んだ大きな2点。
1点目は、青空トイレはしちゃいけないということ。
私も旅行中は青空トイレするし、子どもたちが村でたまにそこら辺でしているのも、学校で男の子たちが草むらの方に入っていって用を足しているらしいというのも、それが土に還るし、まぁ見た目はよくないけれど、アフリカだしそんなもんかなぁくらいに思っていました。
しかーし!!そんな問題ではないと。
その辺でトイレをすることにより、ハエがその排泄物に来る。そのハエの足にうんちが付く。そのハエは料理にとまり、ハエの足についたうんちが料理に付く。その料理を我々が食べることにより、我々は我々のうんちを食べていることになり、下痢や様々な病気を引き起こすことにつながるんだそう。料理に来るハエも、その辺のうんちも、そんな風に考えたことがなかった。
ハエだけでなく、その辺でそのままうんちをしていると、それが雨季になると水とともに家やら畑やらに広がるので、結果雨季には下痢や病気で病院に行く人が増えるんだそう。自分がしたうんちが自分に戻って来て、健康を害すということ。アフリカの広い大地だからうんちくらいその辺でしても大丈夫、ということではないのだなー!!
もう1つは、生理について。子どもたちの中には生理パッド(ナプキン)を買えない子が当然います。家にももちろんないでしょう。その場合、布を使ってパッドの代わりとすることがあるそうですが、その布がただ枕やベッドからとってきたボロボロのもので清潔でなかったり、葉っぱをパッドの代わりに使ったり、砂を使ったりする子もいるようです。
どうやって、、?とも思いますが、それが本当の話。
生理の話をするのがタブーの家庭や、生理に関する誤った理解が残っているところもあり、それが女子生徒の暮らしにくさ、時には学校への来づらさをつくり、生理の期間は学校に来ない女子生徒もいるそう。
ブンヤでは生理パッドを買ってあり、言いに来た生徒にはあげるそうですが、彼女らも男性教員がいると恥ずかしがってもらいに来れないそうです。
普通の女の子が、普通に学校生活を送ることが、いかに難しいか、いかに彼女らは頑張っているかを考えた日でした。
カバンゴリバーロッジで久々の夕日!きれいすぎました、今日も。