Enjoy every moment in Namibia

青年海外協力隊として、ナミビアで活動する約1年9か月

知らないことはまだまだある

首都での日々は後々書くとして、

きのう首都からブンヤに戻ったので、今日は次の目的地、カティマムリロに出発です。

カティマムリロは、世界の果てに日本人ナミビア編に出演した先輩隊員が住んでいる町。

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ブンヤからは、まっすぐ500キロほど東に進んだところです。

お尻が痛くなりながら、5時間弱で到着!

訪ねるのはカウンターパートのゲンダさんのお宅。

ゲンダさんはブンヤで先生をしていますが、出身はカティマムリロなので、ホリデー期間は自分の家に戻るのです。

去年もお邪魔したので、1年ぶりのゲンダさんち。

今年もマンゴーがたわわに実っています。

さっそく実食!

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カティマのマンゴーがナミビア1おいしい🇳🇦

 

ゲンダさんのお孫さん、愛しのボイボイも村から来ていました。

もう2歳。なんだか立ち姿歩き姿がすっかりしっかりしています。

 

日本画のファイルや扇子をおみやげに持って行ったら喜んでくれました。

和三盆糖は、皇室でも食べられるお菓子です!と伝えたら、それはそれは!という感じでした。

 

ゲンダさんと今日すでにたくさんお話できた中で、一番驚いたのは、私が算数の授業で協力させてもらっているアウシクさん(女性)が、元SWAPOのファイターであったこと!

SWAPO(スワポ)というのは、South-West Africa People’s Organization(南西アフリカ人民機構)の略で、ナミビア独立戦争を闘った組織で、今ではナミビアの政党の名前となっています。初代から現3代目までの大統領は全てこのSWAPOの人で、ナミビアの政治の中心グループとなっています。

そのSWAPOの人々は、独立戦争当時、茂みに隠れて、対する南アフリカ勢力と闘っていました。

ゲンダさん自身も、夜に家が南ア側に襲撃されるのを恐れて茂みに隠れて眠っていたことがあるそうです。

アウシクさんがそのSWAPOで闘っていたファイターだったとは!

想像ができませんが、あのエネルギッシュなパワーはそういうところから湧いてくるのかしら。

清掃員さんの一人である女性も同じくSWAPOのファイターだったそう。その方は賢くてちゃきちゃきしてみえるので、なるほどなという感じ。

独立してまだ28年のナミビアらしいエピソードだと思いました。

1年5ヶ月暮らしていても、知らないことはまだまだたくさん。

だからおもしろい。