Enjoy every moment in Namibia

青年海外協力隊として、ナミビアで活動する約1年9か月

劇悪天候!in スピッツコップ

スワコップムンドでのワークショップが終わり、今日はこのホリデー最後の旅行へ向かうべく、移動!

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スワコップムンドから同期隊員の任地ウサコス、そこからドライバーさんにお願いしてでこぼこ道を行ったら、到着、スピッツコップ!!

が、しかーし!

悪!天!候!

 

ものすごい雲、ふきつける風、肝心のスピッツコップも隠されてしまう、、

雨女をまたしても発揮してしまいました。

 

めげずにテントをはって、スピッツコップ観光♪

スピッツコップは、尖った頭という意味だそうで、珍しい形の岩山がにょきっとそびえております。

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ドライバーさんの説明によると、氷河期終わった後に急激に暖かくなった際、地面がもりもりっとこのように盛り上がったんだとか、、私の乏しい理科の知識と英語力なので全く定かではありません。

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Rock bridge. 自然にできたアーチ状にあいた穴。

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昔はこの岩山の辺りにもブッシュマン(サン族)の方達が住んでいたらしく、2000年以上前の壁画が残されていました。

日が当たらず雨にも当たらない石壁のところの壁画がきれいに残っていました。

これはなんでしょう??

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正解は、、、

 

 

サイです!🦏

たしかにサイとはっきりわかる🦏

サイは危険だよ、とか、ライオンは危険だよ、とか、ヘビは危険だよ、ということを、壁画を通して他のグループの人たちに伝えていたんだそうな、、(大島訳)

 

それにしても、寒い❄️❄️

スピッツコップの辺りはただでさえ朝晩は冷えるらしいのですが、この天候で激さむ!

疲れもあるし、さっさと食べて寝よう!と、バーベキュー。

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ナスが1番うまい。何もつけなくてもうまい。

今日嬉しかったのは、ドライバーさんといろいろと話せたこと。

このドライバーさんは、現在62歳。

ナミビアがドイツの植民地で、ダイアモンド全盛期だった時代に、おじいさんおばあさんがドイツから移住されてきたそうで、なので白人の方です。

若い頃はまだ兵役があって、そのまま軍隊に残らされ、そのまま独立戦争に参加せざるを得なくなってそうです。

ということは、独立戦争に勝って、今の政権を率いているSWAPOに対して戦っていたということ。

戦っていた時はSWAPOが嫌いだったの?

と聞いたら、

そう洗脳されていたんだ、スワポは共産主義だから殺さないといけないと言われていた、戦争が終わってスワポの話を聞いてみたら全然違った、今はスワポは友達だしナミビアに住む人みんながナミビア人だよ、

と話してくれました。

でも、戦争が終わっても、自分のように態度を変えなかった人がたくさんいて残念だった(黒人は黒人と決めつけて話を聞かない、など)と話してくれました。

黒人側(SWAPO応援側)の立場から戦争に関する話を聞いたことはありましたが、白人さん(対する南アフリカ側)から、しかも実際に戦争を戦っていた方からお話を聞けたのは初めてだったので、とてもいい経験でした。

終わってみたらみんな友達なんだから、戦争ほど馬鹿らしいものはない、とおっしゃってました。アルフレッドさん。

独立してまだ28年なのに、今これだけの平和を築けているナミビアはすごい🇳🇦と改めて感じましたん。🕊