Very fruitful day!!!
算数ワークショップ2日目。
午前中は3つのワークショップに参加しました。ナミビア大学の教授や、外国の教授が講師を務めてみえます。
足し算引き算のいろいろなやり方につきての講義がありました。そこで否定されていたのが、筆算!いかに暗算で、いかに式のみで解くか、いろいろな方法を考えつくか、ということをやっていて、たしかに面白く、先生たちも白熱していました。でも、私はブンヤでとにかくすぐに計算ができなければ即筆算をするようにいつも言っています。さもなくば、子どもたちは◯や棒を使って計算をするので、まちがえやすくなるからです。今のブンヤの子たち、おそらく村や都心部でない地域で学んでいる子たちには、この講義で言われていることは難しすぎるのではないかと思ってしまいました。無理に暗算や式のみで答えようとすると、また頭の中がこんがらがったり、間違えやすくなったりするので、とにかく今は筆算を使って正しい答えを出してほしい!でも筆算の意味を正しく理解することは大切だと改めて確認することができました。
ちょっと、この算数ワークショップの内容と、現場の子どもたちの現状の、ギャップが大きいなぁと感じた2日目。
しかし、2日目はそれだけでなく、私たちJICAボランティアの模擬授業ワークショップを行いました。
3人のボランティアで30分程度ずつ、模擬授業をしました。
私は、Measurenent という単元で出てくる単位についての授業をしました。
現地語であいさつしたり、
OSHIMAというオバンボ族のような名前を紹介したり、
様々な単位を思い出させる中で、代表的なナミビアビールTAFELの容量について聞いたり、
ナミビア人心をくすぐっていったら、反応がよくて、授業もやりやすかったです。
1mmの線を引いた紙,1cmの線を引いた紙, 1mのひも、1gになるように切ったトイレットペーパーの芯、1kgかつ1Lの水のペットボトル,1mlの水を入れたペットボトルのキャップ、を使って、それぞれの単位量をグループごとに確認。
その後、私がTake...1m!! と言って、カルタゲームみたいな容量で早いもん勝ちでとるゲームをしました。
大盛り上がり!さすが先生たち、ノリも良くて、やっているこっちも楽しかったです。
その後は、1gと1kg, 1mlと1Lを実際に持ち比べてもらい、1kg=1000g, 1L=1000mlということを確認しました。
そして、少し練習問題。4L=?mlなどの問題を少し出して、全てあっていた先生にはハナマルをあげました。
ハナマルにも子どものように喜んでくれる先生方。
今回の授業のポイントは、
✴︎現地の先生でも簡単に手に入る材料で単位を実感できる教材を実際に使う
✴︎楽しく学ぶ
のつもりで臨みました。
算数の授業として改善すべきポイントはたくさんあると思いますが、本当に楽しくて、やってよかったと思える模擬授業になりました。
ナミビア人の喜びポイントを探りながらブンヤでやってきた成果かなぁと思いますが、それも先輩隊員から学んだたくさんのポイントを真似してのことなので、再度ブンヤ先輩隊員に感謝して、自分の成長を少し感じることのできる素敵な日になりました。
ナミビアの先生方がやる気をもって算数の指導に当たってみえることに私も力をもらったし、私の授業からも何かを得てもらえたらいいなぁと思います。
みなさん熱心に聞いてくださいました!