Enjoy every moment in Namibia

青年海外協力隊として、ナミビアで活動する約1年9か月

日常が戻ってきた

5日ぶりの学校で、やっと普段の毎日にペースが戻ってきた感じです。

今日は、理科室に居候している11年生とも、外で実験をしていた12年生とも、午後の自習で監督に入った8年生とも、少しずつ話すことができて、なんだか嬉しかった。

受け持ちの子だけでなく、なるべく多くの子とコミュニケーションをとりたいなぁと思った、残り7ヶ月の本日。

 

本格的に授業も始まりました。

理科は、物質の勉強。

水が、固体、液体、気体と変化する様子を観察します。

固体から液体は、氷がシャーレの上で溶けていく様子でわかる。

液体から気体は、どうするとわかりやすいかなぁ何でできるかなぁとけっこう考えました。行き着いたのは、アルコールランプと空き缶。

アルコールランプは理科室にあるんです。アルコールランプといっても、ジャムの瓶の蓋に穴を開けて、そこに紐を通して、中にアルコールを入れておく簡易的な物。でもばっちり使えました。中に入れるのもアルコールではなく、スピリッツとかいう紫色の鼻にツンとくる液体。これをナミビアでは一般的に使うそう。

アルミの空き缶をハサミで切って、日曜日に作っておいたのでした。

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空き缶の底の部分に水を少量入れて、水がどうなっていくかを観察します。

火を使う、しかもアルコールランプを使う実験なので、日本だとかなりヒヤヒヤすると思いますし、しかもここナミビアなので物もしっかり揃わず、余計にヒヤヒヤすべきところで、はじめこそ割とヒヤヒヤしていましたが、やはりナミビアの子はたくましい。こういう点では日本よりも子どもを信じられてやりやすいなぁと思います。ちょっと好奇心で熱いところ触ってみようとか言ってケガをする子は皆無です。どれだけ熱いか、ケガをしたらどうなるか、たぶん身をもって知っているし、むしろいつも火を扱っていて火の熱さには慣れっこな面もある。そういうところ、いちいち尊敬します、ブンヤっ子。

水、どうなった?!と聞くと、消えた〜!なくなった〜!との反応がほとんどですが、中には蒸発した!!と答える子も。しかも、ラファエルくんがそれを答えました。蒸発については1学期にも水の単元で勉強したので、それをちゃんと覚えている!!うれしいなぁ。

水が温められて水蒸気という気体に変わって、見えなくなったことを確認しました。

うん、楽しかった!

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今日、学校の裏に住む先生方用の水のタンクに水を補充に来ていたトラック。乾季で地下水の水位がとても低く、こうやって水の補充に来ないと水が出ないんだそう。私の家は学校よりも少し低い所にあるからか、川に近いからか、水が止まることは少ないからありがたいですが、今日溜めたこの水タンクもすぐなくなっちゃうだろうなぁ、、。

日本で過ごしている頃よりはマシになりましたが、節水はしないと、と思ったのでした。

 

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12年生の外での実験。珍しいから思わずパシャリ。じゃがいもを塩水のなかに浸して、じゃがいもが塩水を吸う様子を調べるんだとか。こういう活動は素敵!

ナミビアで僕たちが実験してるところ、日本のみんなに知らせてよ〜と言っていた中央男の子。誇らしげでした。