ナミビアで、初授業観察。感動!
きのう訪れた学校で、授業を見させていただきました。
小学校4年生の算数。お金の単元です。
完全に飛び込みの状態で観察させていただきました。
正直、どんな感じの授業なのかな~と不安に思いながら始まった授業でしたが、
予想をはるかに超えて、すばらしかったです。
先生が子どもとずっと対話しながら授業が進む
子どもの理解度を見ながら、先生が発問を変える
具体物(お金)を見せながら、問題を出したり考えさせたりする
教室を先生が歩き回る
子どもたちの生活の中から、リアルな問題を出している
徐々に問題を難しくしてステップアップしていってる
集中させるためなのか、全員で立って考えさせたりする
子どもが正解したら、みんなに拍手をさせる
何回も繰り返し今日学習したことについて質問して確認する
いいところをたくさん見つけられた授業で、勉強になりました。
子どもたちも落ち着いてよく先生の話を聞いていて、普段からきちんと教えられているんだろうなと思いました。
先生が「町にタクシーで出たらいくら?10ドルだよね」「ハングリーライオン(ファストフード)でハンバーガーを15ドルで食べるよ」「今もっているのは、19ドル。あといくらお母さんにもらう?」「そう、6ドルだね。6ドルは何セントだった?」みたいな感じで、子どもの生活に本当にありそうなことを問題にしているので、子どもからも笑みがこぼれて、興味をもって問題を解いていました。
席は、教室の左側が手のかかる子、真ん中がミドル、右側がよくできる子という風な配置にしていて、子どものモチベーションを上げているそうです。正解したら拍手させるのも、モチベーションを上げるための工夫。
この先生がもっている5年生の算数の授業を再来週1コマもらってさせていただくことになりました。
本当にみなさん親切で、ナミビア人、どんどん好きになってきてます。
この先生に、この学校の周りの街並みに驚いたよという話をしていて、ご飯は十分に食べれているのかな?と聞いてら、大概の人は食べる物に困るほどではないそうです。確かに家は簡素でも、体型や見た感じはそこまで栄養が足りていなさそうでもなかったので、見た通りで安心しました。
この先生は、29歳。ナミビアも日本と同じで、若い先生がとても多いそうです。それはおそらく、年配の方は南アフリカ支配下できちんとした教育を受けさせてもらえなかったから。
なんかいろいろ楽しみになってきた1日でした!