私の番がやってきた!中間報告
この日がやってきました。去年、ブンヤに赴任する日に、ンタラで先輩隊員の中間報告を見せていただきました。その時の先輩はすごーく先輩に見えて、こんなこと来年できるのかなぁなんて思っていましたが、月日は今思うと早く過ぎて、この日がやってきました。
ンタラに赴任されるボランティアの方と、オカハオに赴任されるボランティアの方も赴任のタイミングということで、去年の私と同じように見に来てくださいました。
なので、朝、ルンドゥから一緒にブンヤに移動。
今回はゲンダさんと話し合って、アッパープライマリーの先生をみんな呼ぼうということになり、10名ほどの先生方も集まってくださいました。
せっかく他の先生方やボランティアの方にも聞いていただける機会なので、今回は算数と理科のプチ授業を1つずつ取り入れて発表しました。
アイスブレイクは単位取りゲームから。算数ワークショップで行ったゲームを今回はしょっぱなで使ってみました。一気に雰囲気が和みます。
先生方に日本の紹介をするタイミングが今までなかったので、日本の簡単な紹介をしてから、算数のプチ授業をしました。
いつも通りの足し算や位などのフラッシュカードから始めます。簡単な足し算引き算の間違いが多いことと、既習内容をすぐに忘れがちなことから、この復習の時間は大切で、子どもの気分の切り替えにも良いです。
その後は今日のトピック。分母の違う分数の足し算をどうやるか、をやってみました。
板書が汚い、、ですが、どのように分母を揃えて解散するかを視覚的に説明。
その後一緒に練習問題。私としては、ここで一緒に問題を解く練習をして、徐々に1人で問題を解かせていって、グッド!合ってるよ!と言ってあげることにポイントを置いています。できてるよ!と言われることで、子どものモチベーションがぐっと上がることを先生にも感じてもらえたようです。算数ワークショップに来ていたムンダが、フラワーが欲しい!と言ったので、問題が解けた子にはハナマルをあげました。こういう少しの工夫も子どものやる気をアップすることを感じてもらえたらいいです。
この後は、プレゼンに戻り、自分が授業で気をつけていることを説明。
1ピリオド40分の中での時間の使い方、子どもにできた!と思わせる工夫、フラッシュカード、グループワーク、算数・理科を目や体で感じさせる工夫などについて紹介しました。
その後は理科についてのプチ授業。
自分が教えていて手応えのあった、空気の性質についての授業にしました。
いつも通りのフラッシュカードの復習から始め、4つの空気の性質について1つ1つ目で見ながら確認。
①空気はスペースをとるよ!(体積もしくはかさがあるよ)
(空気を入れた風船は、この箱には入らないから、空気は場所を取るんだね!)
②空気は縮む
(注射器に水を入れて縮むか試してみた後に、今度は空気を入れて試してみる)
グループワークを体感してほしかったので、グループでやってもらいました。
③空気には重さがある
(釣り合った2つの風船の片方🎈をコンパスでつぶしてもらって、空気の入っている方が重いことを確認する)
④温かい空気は上に上がる
(ティーバッグに火をつけて、最終的にそれがふわ〜っと上がるところを見せる)
この4つの性質を確認して、フラッシュカードで確認もして、おしまい!
みなさん楽しんでくれてよかった!
実験をグループでやったり教師が見せたりするのが楽しいのは子どもも大人も一緒です。
ここまでが、自分が授業をしてきた中で学んだこと。
その後は、先生方の授業を観察させてもらって良い点と改善点のコメントを渡したり、授業研究をしたりする中で、授業力をお互いに高める活動をしてきたこと、他の先生方とともに教材を作ったり共有したりしてきたことについて伝えました。
最後は今後の展望について。授業研究を他の先生にも行ってもらうことに挑戦したり、もっとたくさん教材を一緒に作ったりしたいことを伝えました。
最後の最後は、、私の好きなナミビア文化の1つ、何か大きめのミーティング等があると何かしら食べ物や飲み物が出る!というおもてなし文化を私もやりたい!ということで、日本のスイーツをご紹介。朝ちゃちゃっと作っておいた、プチ小倉トースト!
大変好評で嬉しかった!あんこ、いけるな、ナミビア人。2つのタッパーは直ちに空になりました。
みんな笑顔になってくれたので、よかったなぁと思えた中間報告になりました。
ラスト8ヶ月の励みになります。
また頑張ろうとさらに思えた日になりました。