Enjoy every moment in Namibia

青年海外協力隊として、ナミビアで活動する約1年9か月

お酒の飲みたい夜もある

月曜の朝は朝会。

でも今日はいつもと違っていました!

Teenage pregnancy を止めよう!という目的から、8年生がドラマ=劇をしました。

Teenage pregnancy=10代での妊娠は、ナミビアでもカバンゴでもブンヤでも大きな問題になっています。

この問題に直接大きく関わるライフスキルという科目の担当である先生が、衝撃的な数字を発表していました。 

今年度のブンヤのTeenage pregnancy にあたる生徒は、ターム1に10人、ターム2に15人、ターム3は始まってまだ1ヶ月ですが既に5人、という結果でした。

この数字には私も驚きました。多いな。

この数字は例年のブンヤと比べで多いようです。

少しでもこのTeenage pregnancy を止めようということで、本日のドラマ上演でした。

役の設定や、机や椅子など舞台の設定、お酒の空きビンなどの小道具もけっこうちゃんとしていて、しっかりとしたドラマを初めて見た私はこれまた驚き。

上手い子が選ばれているのでしょうが、役者の子も身振りや手振りもつけて、演じるのを楽しんでいる感じ。

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しかしこれがけっこう長くて、しかもこの後もう1組ドラマがあったものだから、他の先生方からは若干の苦情が出ていました。

ドラマの内容は、シャビーンと呼ばれる酒場に行って、酔っ払って、複数のパートナーと遊んでいるうちに妊娠してしまうというような内容。

一緒に見ていた他の先生は、この劇をやってもTeenage pregnancy を止めることにつながらないから、これをやってはいけない!とか具体的なしないとダメよ〜とか、今は妊娠しても子どもを産んで学校にすぐ戻ってこれるから妊娠を助長してる(昔は妊娠したら学校には戻れなかったらしい)とか、母親に補助金が出るとTeenage pregnancy した子がそれで必要なものを買ってそれを見た友達が自分も同じように買いたくなるからそれもまたTeenage pregnancy を助長するとか、様々ご意見をおっしゃってました。

確かに妊娠しても容易に学校に戻って来られたら、それは10代の妊娠を止めるには全く役に立たない、、。でも人口が少ないナミビアで、しかも男女の平等的観点から考えると、妊娠したらその女の子だけ学校に戻れないという風ではなく、妊娠しても子どもを産んで容易に学校戻れるという制度の方が、何かと利点が多くて今の制度になっているのかなぁとも考えました。

とりあえず80分ほど続いたドラマでした。

 

今日は金曜にゲンダさんがご指導くださったクラスの子どもの呼ばれた保護者の方が続々も学校にみえて、その度にもちろん私も呼ばれたので、ろくに授業にもならない日でした。

なんだが授業をしていても、なんとなくノラないし、イライラする。なんなんだ。もう3学期で、1年もあと少しで終わるのに。楽しくやりたい。楽しく。

夜は、7時から10時まで、今、国家試験を受けている10&12年生の自習監督に行くことになっていると、ご近所の先生から教えてもらいました。試験を受けている高校生段階の彼らになぜ自習監督が必要なのか?勉強しないなら彼らの責任で、それで試験に落ちるならそれは仕方ないでしょう。なぜ自習監督に行かねばならないのか理解できないので、行きませんでした。トップダウンでなんでも通ると思うなよ。

 

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ゲンダさんジュニアが農業の授業で育てたほうれん草。いただきました。